【ライブレポート】VTuber Fes Japan 2023 2023年4月30日

ライブ、歌枠レポート

こんにちは、おざたろうです。

先日VESPERBELLが出演した、”VTuber Fes Japan 2023”(以下、”VFes”)についてまとめていきます。

概要

”Vfes”は、参加アーティスト数、会場の収容人数ともにV界隈のフェスとしては最大級の規模を誇る、VTuber・VSingerによるフェスイベントです。

今回で通算4回目の開催となり、これまでキズナアイ、ミライアカリ、96猫、花譜など、様々な大物アーティストが参加してきました

今回のVFesは、2022年開催の前回のVFesと同様、現地とオンラインの両方のチケットを購入することが可能でした。
オンラインチケットにはアーカイブ視聴権も含まれており、購入期限・視聴期限はそれぞれ以下の通りとなっています。
 購入期限:2023年5月30日(火) 23:59
 視聴期限:2023年5月31日(水) 23:59

また、VFesは冒頭無料公開されているため、アーカイブチケットの購入を検討中の方はまず無料公開部分をご覧になるのもありかと思います。

一方で、前回と比較して、今回は主に以下二点が変更となりました

変更点1 2日間構成→1日で2パート構成への変更
前回は、2022年4月29、30日の2日間にわたって開催されましたが、今回は前半・後半の2パート構成として、2023年4月30日の1日で実施されました
なお、開催日数が2日から1日に変更となったとはいえ、あくまでトータルの公演時間に大きな違いはなく、昨年と同等の規模での開催となりました。
1日で全公演を実施することから、現地の場合は1つのチケットで全公演を堪能できるという、非常に贅沢な構成でした。

変更点2 待望の声出し解禁
そして、前回と比較して、最大とも言える変更点は、「声出し解禁」です。
コロナウイルスの蔓延防止対策として、VFesに限らず、ほとんどのイベントで長いこと禁止されてきた「声出し」が、今回の公演よりついに解禁されました
※声出しは、”マスク着用”の条件付きです。

V界隈はまだ比較的に歴史が浅いこともあり、声出しOKのイベントに参加した経験のない方も多くいらっしゃったことと思います。(私もその一人でした。)
そのような、「声出し初体験」の方はもちろん、「久々の声出し」の方にとっても、声を出せた今回のVFesは特別なイベントとなったのではないでしょうか

そのような超BIGで特別なイベントに、VESPERBELLも昨年に続き2度目の出演を果たしました

セットリスト(VESPERBELL出演部分)

今回のVFesのセットリストはすでに公式Twitterにて公開されている情報の通り、以下の内容でした。

この中で、VESPERBELLは、前半パートで二曲披露した後、後半パートを挟み、ラストに参加アーティスト全員で歌う”ピース!!”で再出演し、合計三曲を歌いました。

今回、VESPERBELLが出演し、歌唱した曲は以下の通りです。

  • Twilight
  • 星が瞬く夜に(VESPERBELL×MaiR×VALIS)
  • ピース!!(出演アーティスト全員)

1曲目:Twilight

龍ヶ崎リンの”Twilight Stream”の後でHACHIが”Twilight Line”を歌い、会場全体がしっとりした雰囲気に包まれる中、会場いっぱいに鳴り響いた生バンドの軽快な演奏と共にステージに明かりが灯り、VESPERBELLがステージ中央に登場しました。

「みなさーん、もりあがってますかー?」というカスカの可愛らしい声によって一気に明るくなった会場の雰囲気の中でVESPERBELLが歌いだした曲が“Twilight”でした。

”Twilight Stream”、”Twilight Line”と続いた後だったので、「Twilightシリーズ」ということで次にVESPERBELLの”Twilight”が来ることを予想した勘の鋭いBELLSもいたかもしれませんね。

”Twilight”は、昨年7月にリリースされたVESPERBELLの1stアルバムの収録曲の一つであり、柊マグネタイトさんが作詞・作曲を手掛けています。

カッコいい曲が多いVESPERBELLのオリ曲の中では珍しく、明るく軽快なリズムが特徴的な一曲で、ライブとしては、”2nd ANNIVERSARY LIVE -革命-”以来2度目の披露となりました。

今回のライブパフォーマンスについては、現地イベントということもあり、ヨミもカスカもファンサービスにいつも以上に力を入れてくれたように見えました

歌い出しからカスカがステージを幅広く使いながら観客に笑顔で手を振るなど、二人ともステージの端から端まで積極的に動き回りながら伸び伸びとしたパフォーマンスを披露してくれたので、端側の席のお客さんにも二人の姿がよく見えたはずです。そして何より、二人がライブを心から楽しんでいることが伝わってきました

歌唱中、ヨミからカスカにバトンタッチするタイミングでヨミがカスカを軽く押してカスカが元気よく飛び出しながら歌う演出や、ラストに二人が向き合いながら交互に歌う演出など、これまで私が見てきたVESPERBELLのライブの中では自分たちの出番を楽しむ余裕を最も感じると同時に、「ファンにライブを楽しませる巧さ」が際立っていたと感じました

”ライブ慣れ”を強く感じる、今回の二人の素晴らしいパフォーマンスは必見です

2曲目:星が瞬く夜に(VESPERBELL×MaiR×VALIS)

”Twilight”が終わった直後、再度鳴り響いたバンドの力強い演奏と、ヨミの「みんな、まだまだいけますかぁ!?」の力強い声と共に、MaiRVALISのCHINO,MYU,NINA,VITTEがステージに登場し、コラボステージが始まりました

7人が歌ったのは、BiSHの”星が瞬く夜に”でした。

BiSHの公式MV

「はい!はい!」といった声出しや、ペンライトも振りやすく非常にノりやすい一曲で、会場全体の一体感が終始高かったことが印象的でした。

これに加えて、特に印象的なことが二つありました

印象的なこと① 7人で披露した踊り

VESPERBELLは、ライブ中にしばしば動き回ることはよく知られていますが、決まった振り付けや踊りを見せることは稀です。

今回は、そのようなVESPERBELLの2人含め、7人全員でサビの部分を踊りながら歌いきるという、かなり珍しいシーンを見ることができました

おそらく事前に入念な打ち合わせをしたうえで、わちゃわちゃと仲良く楽しみながら練習をしたのだと思います。全員息ぴったりで、歌と踊りを楽しんでいることがこちらにまで伝わってきて会場にいる全員で楽しみを共有できている雰囲気がありました。

印象的だったこと② “命”ポーズ

曲も終盤に差し掛かった頃、ある意味でこの曲最大の注目ポイントが訪れました。

ラスサビに入る直前の「クソの”命”は如何に?」の部分で、7人全員で”命”のポーズを披露したのです

これを受けて、ラスサビに向けてボルテージが上がっていた会場からも至るところから笑い声が聞こえ、コメント欄も「草」で溢れかえりましたが、お祭りの意味合いが強いコラボステージらしい実に粋な演出だったと思います。

実はこの”命ポーズ”、BiSHが実際にライブでやったことがあるのですが、それを今回のVFesでやってみることはMaiRが発案したようです。

このポーズを入れようと思い、実際に提案してみるMaiRの行動力が素晴らしいですし、これを快く受け入れ、みんなで全力でやってくれるVALISとVESPERBELLも流石です。

ちなみに、現地や配信で確認した方はよくお分かりかと思いますが、”命ポーズ”の間、カスカは持ち前の体幹の良さから比較的安定した姿勢を維持していますが、ヨミはブレブレで最後までこらえることができなかったところも面白かったですね。(笑)

こういったことも含めて、「見ることができて良かった」と思えるパフォーマンスでした。

やはり推しがほかのアーティストと楽しくコラボしている様子も良いものですね。
これからも様々なアーティストとコラボする姿を見ていきたいです。

3曲目:ピース!!(出演アーティスト全員)

いったんVESPERBELLがステージから退き、後半パートも終了した後で、前回と同様にラストの締めとして参加アーティスト全員で”ピース!!”を歌唱しました

この歌は、VTuber Fesの公式テーマソングであり、「それぞれがパズルの”ピース”のように集まって組み合わさり、一つの景色を作り出していこう!Vの界隈を盛り上げていこう!」そのような思いが込められているように感じられます。

まだまだ歴史が浅く、いくらでも伸びしろのあるVの界隈を象徴するような歌を、ステージ全体に集ったそうそうたるアーティストが一緒に歌う光景に、思わず胸が熱くなりました

今後もVFesでは、ラストに”ピース!!”を歌うことが定番になりそうな気がします。

2022年のVFes前に投稿されたものですが、公式MVはコチラです。

注目ポイント ”ピース!!”を歌っている間のVESPERBELLの振る舞い

さて、この”ピース!!”を歌っている間のVESPERBELLの振る舞いも一つの注目ポイントです。

この歌は、それぞれのアーティストがバトンをつなぐような感じで次々と入れ替わりながら歌われます。

そのため、VESPERBELLとしては歌っていない時間の方が長いのですが、2022年のVFesのでは自分たちが歌っていない間にヨミとカスカは楽しみながら謎の挙動を繰り返している姿が印象的で、ファンからは「VESPERBELL動きすぎだろw」といったいじりを受けていました。(これもまた”VESPERBELLらしさ”で良いと思います。)

後日談として、ヨミは「さすがにはしゃぎ過ぎた」と軽く反省している様子でしたが、それを踏まえて「今回の二人がどのように振舞うか」がファンの間での一つの楽しみとなっていました。

そのような中で始まった”ピース!!”でしたが、なんと驚くべきことにVESPERBELLが大人しいのです
他のアーティストの動きに合わせるように体を揺らせたり腕を挙げたりする程度で、前回を知っているBELLSは驚いたのではないでしょうか。

一方で、曲が進み、VESPERBELLが歌うパートを迎えたときは、ヨミとカスカが二人でポーズを決めたりと、”らしさ”を垣間見ることができました。
それ以降は、もう少し動きたそうにうずうずしている雰囲気がにじみ出てきていたので、おそらく周りを見て自重していたのでしょうね(笑)

これもまた、VESPERBELLの一つの成長と言うことも出来るのかもしれませんね。
このようにして、徐々に臨機応変な振る舞いを磨き上げていき、ゆくゆくはそれが貫録に繋がる・・・のかもしれません。(笑)

おわりに

今回は、VESPERBELLとしては二度目の出演となったVTuber Fes Japan 2023のライブレポートを作成しました。

現地で見た方や、配信で見た方はこれを読んで少しでもライブの楽しい思い出を振り返っていただくことができれば幸いですし、ライブを見ることができなかった方は雰囲気を掴むとともに、次回チケット購入時などの参考としていただけると幸甚です。

VESPERBELLの次なる現地ライブは、いよいよ1st ワンマンライブ“RAMPAGE”です。

VFesも最高の盛り上がりでしたが、”RAMPAGE”ではさらに盛り上がりたいと思っていますので、みなさん頑張りましょう!

ozataro

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