こんにちは、おざたろうです。
今回は、デュエットカバー曲”終末じゃない”をご紹介します。
基本情報
楽曲名:終末じゃない
オリジナル:ぬゆり
投稿日:2020年7月23日
Vocal:ヨミ、カスカ
イラスト:たかやりく(https://twitter.com/TaKaYa__OOR)
動画:VESPERBELL STAFF
ライブ歌唱実績:なし
特徴
ラストで初めて二人の歌声が重なるパート割り
このカバーのパート割りは基本的に本家に準じており、flowerのパートをヨミが、心華のパートをカスカが担当しています。
カスカのハッキリとした真っ直ぐな歌声と、ヨミのハスキーで魅力あふれる歌声が頻繁に切り替わる様子は、何度聴いても飽きることなく思わず聴き惚れてしまいます。
一方で、このパート割りで唯一本家と異なる点があります。
それが、ラスサビ部分でヨミとカスカの二人がともにメインを歌唱する部分です。
本家では、このラスサビもflowerと心華が交互に歌っており、曲を通して二人が同時にメインを歌うことはありません。
その中で、VESPERBELLはこのラスサビで二人を同時にメインに据えるパート割りをしています。
これによって、VESPERBELLの一番の持ち味の一つである、二人のハモりの美しさが強調されています。
このように、対極的な二人の歌声と、ハモりの美しさという、VESPERBELLの二つの魅力を存分に楽しむことができるカバー動画になっています。
曲の雰囲気を演出する二人の息遣い
”終末じゃない”は全体的に大人の雰囲気が漂うような世界観の曲です。
VESPERBELLの投稿曲のなかでは、このような雰囲気の曲は少し珍しいようにも感じますが、ヨミとカスカは見事にこの曲の世界観を表現しています。
その演出に一役を買っているのが、二人の息遣いです。
歌いだし直前に息を吸う音や、わずかな吐息を伴いながら声が途切れる様子など、この曲の随所に散りばめられたブレスが効果的に曲の完成度を高めていることが分かります。
特に、曲冒頭のそれぞれのパートの第一声である「ただ」の部分の、最初の息を吸う様子からの一度溜めてから吐き出すような歌い方が二人とも美しく、一気に惹き込まれてしまう魅力があります。
また、2:07あたりの「最低だ 最低だ」と歌うヨミの微かに絞り出すような息遣いが絶妙です。
曲の世界観を理解し、完璧に表現してしまう二人の表現力とコンビネーションには脱帽します。
おわりに
今回は、デュエット曲”終末じゃない”をご紹介しました。
「カッコいい曲」だけでなく、「大人な雰囲気」のVESPERBELLを楽しむことができるかなり完成度の高いカバー曲です。
是非ご視聴ください。
ozataro
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