【ライブレポート】VESPERBELL 4th ANNIVERSARY LIVE 「Noise in Silence」 2024年7月23日

ライブ、歌枠レポート

こんにちは、おざたろうです。

先日開催された、”VESPERBELL 4th ANNIVERSARY LIVE 「Noise in Silence」”(以下、「Noise in Silence」)のライブレポートを纏めます。

概要

  • イベント名:VESPERBELL 4th ANNIVERSARY LIVE 「Noise in Silence」
  • 日時:2024年7月23日(火)
  • 形式:オンライン(YouTube)

背景

今回の「Noise in Silence」は、VESPERBELLの活動4周年を記念するライブです。
このライブの開催は、5月に実施されたボイスパにて発表されており、元々は6/23(日)を予定していました。

ところが、6/23(日)に公演の途中で音声トラブルによりライブの継続が困難となったため、やむなく中断となり、リスケが発表されました。

後日、中断するまでに披露した4曲を一新したセットリストに変更したうえで、7/23(火)に開催することが発表され、遂に開催を迎えたライブがこの「Noise in Silence」でした。

注目ポイント:ステージ

VESPERBELLのライブでは、ステージのクオリティの高さも注目ポイントの一つです。

過去、2022年の2nd ANNIVERSARY LIVE -革命-では宮殿のような壮大なステージ、2023年のVESPERBELL ONE-MAN LIVE「RAMPAGE」では背後の照明がド派手に動く近未来的なステージが注目を集めました。

そして今回の「Noise in Silence」では、その「RAMPAGE」のステージをさらに進化させ、空中を浮遊して高速で移動しているステージとなりました。

もはや近未来どころではなく、未来そのもののようなステージには操縦席や青い炎もある徹底ぶりで、VESPERBELL初の移動式ステージの上で歌うヨミとカスカという、実に珍しい光景を拝むことができました。

毎度ファンが驚くクオリティのステージを作成するスタッフ陣の技量には脱帽です。

セットリスト

今回のライブのセットリストは、以下の通りです。

<セットリスト>

  • Preserved Roses
  • トリカゴ
  • 決戦スピリット
  • カワキヲアメク
  • Mela!
  • レイメイ
  • RISE
  • VERSUS
  • EX MACHINA
  • Revelation
  • RAMPAGE
  • Noise in Silence

<セットリスト(6/23公演で中断するまでに披露した楽曲)>

  • 革命デュアリズム
  • Don’t say “lazy”
  • タマシイレボリューション
  • 怪獣の花唄

1曲目:Preserved Roses

ライブのオープニングを飾ったのは、”Preserved Roses”でした。

VESPERBELLはこれまで、カバー動画(2020年)と、カバーアルバムの収録曲としての再カバー(2023年)と、計2回”Preserved Roses”をカバーしています。
本家のサビのメインは基本的に水樹奈々ですが、VESPERBELLのカバーでは、ヨミとカスカ両方メインのパートがありながらも、サビの主旋律がヨミとカスカに次々と切り替わる点が特徴的です

今回の“Noise in Silence”でも、メインとハモりが頻繁に切り替わる複雑なパート振りだった点は従来と同様でしたが、これまでのカバーとの明確な違いが見られました
その違いとは、メインとサビの順番です。

VESPERBELLがこれまで発表してきた2つのカバーでは、全てのサビでヨミメイン⇒カスカメインの順番でしたが、今回のライブではカスカメイン⇒ヨミメインと、メインとハモリパートが逆になっており、非常に新鮮でした

ただでさえ主旋律の切り替わりが激しいうえに、これまでとは逆のパート振りに変更したこの曲をライブのオープニングに出すことができるのは衝撃的です。

さらに、これまでのカバーと聴き比べると、ヨミの低音の力強さが際立っていることに気付かされます。
もともと低いハスキーな声が特徴的なヨミですが、過去のカバー収録時と比較しても、本家をリスペクトしながら、自分らしさも同時に表現する歌い方を意識しているように見受けられます。

また、”表現の自分らしさ”という点では、カスカも持ち前の可愛らしく真っ直ぐで明るい歌声に加えて、全身を使ったパフォーマンスを披露してくれました
これまで、カスカは歌っている時の動作はあまり多い方ではなく、歌に注力していることが多い印象でした。
ところが、今回の「Noise in Silence」では、全身を使った表現が随所に見られ、カスカの表現が視覚的にもよく伝わってきました。

また、間奏ではなぜかヨミからの「それではカスカちゃん踊ってください」というリクエストを「はい!」とカスカが快諾し、激しい踊りを披露するという注目ポイントもありました。

突如ヨミに踊りを振られ、激しいダンスを披露するカスカ

MC①

いつもの「VESPERBELLのヨミとカスカです!」の挨拶から入り、ライブの感想用のハッシュタグの紹介などがありました。
カスカは先程の踊りで息切れしながらも、次の曲からはソロでの歌唱となることを伝えました。
そのため、一旦ヨミは退場となり、ステージに一人残ったカスカが次の曲振りをしました。

2曲目:トリカゴ

カスカが歌い出したのは”トリカゴ”でした。

”トリカゴ”は、カバー投稿に先立って2023年1月に実施された「全編無料ライブ」にて初披露された曲です。

VESPERBELLはこれまで数多くのカバー動画を投稿しているだけに、2年連続ライブで披露されるのは珍しく、カスカ本人がこの曲をかなり気に入っていることが伺い知れます。

カスカの歌声の一つの特徴としては、アクセントが効果的に入る点が挙げられます。

『スカートの丈さえ 決められた長さで』(1番サビ)
『死んだような目をして 生きて行くのは嫌だ』(2番サビ)

などでは特にアクセントが効いており、全身を使った表現を含めて、カスカらしさを存分に見せつけてくれました

3曲目:決戦スピリット

カスカのソロパートの二曲目は、ヨミがカバー動画を投稿している”決戦スピリット”でした。

カスカが”決戦スピリット”をライブで歌うのは2回目で、デビュー1周年ライブである1st ANNVERSARY LIVE: [EX MACHINA]以来、実に3年ぶりの歌唱となりました。

ヨミが歌う”決戦スピリット”は、カッコよくもあり、夏ソングのように爽やかな雰囲気も持ち合わせています。
これをカスカが歌うことによって、辛い時もうひと頑張りする勇気と元気を貰える、応援ソングとしての一面が生まれました

曲全体を通しての明るい歌声はもちろん、1番Bメロの『勇敢な』の部分をはじめとした真っ直ぐな伸びは、どこまでの上に登っていけるような明るい気持ちにさせてくれます

その姿はまさに”歌姫”。このライブでカスカから勇気を貰った人が世界中にたくさんいることでしょう。

さらに、Cメロ部分では、カスカが歌いながら、観客に腕を左右に振る動作を促すパフォーマンスを見せました。
カスカはライブ「RAMPAGE」あたりから、客を煽ることにも意識しているようでしたが、ソロパートでこの動作をしたのは今回が初めてのはずです。

デビュー5年目を迎えた今、カスカは間違いなくパフォーマンスのレベルを上げており、アーティストとしてどんどん成長していることを印象付ける瞬間でした。

4曲目:カワキヲアメク

カスカのソロパートが終わり、次はヨミのソロパートです。

暗転したステージに登場したヨミが歌い出したのは、”カワキヲアメク”でした。
”カワキヲアメク”は、2024年5月にカバー動画が投稿された、新しいカバー曲です。

冒頭の『未熟 無ジョウ されど』のセリフ部分から、サビでの感情を吐き出すような激しさを伴う歌い方まで、非常に振り幅の大きな曲ですが、ヨミが元来持つ高い歌唱力に加え、セリフへの適応力の高さを遺憾なく発揮しました

特に2番のサビからの『コピー ペースト デリート その繰り返し』のセリフへの切り替えはあまりにも落差が大きすぎるが故に、ライブで歌うのはリスクがあるのではないかとすら感じますが、そんな歌すらも完璧に歌い切り、ヨミの高い歌唱力を改めて証明しました

「ただ上手く歌う」のではなく、サビでは巻き舌も交えるなど、観客に訴えかける表現力を総動員させた、最初から最後まで全てのレベルが高いステージでした。

5曲目:Mela!

続いてもヨミのソロパートでした。

”カワキヲアメク”から打って変わり、観客全員が盛り上がる曲である”Mela!”を歌唱しました。
”Mela!”は元々、カスカがカバー投稿していた曲であったため、今回のライブではヨミとカスカがそれぞれ相方の投稿曲を一曲ずつ歌唱する格好となりました

先述の通り、”Mela!”は非常にノりやすく、クラップやジャンプで会場の一体感が生まれやすいことから、ライブで会場を盛り上げることができる曲です。
VESPERBELLは、現地ライブとしては2021年のTUBEOUT!FES -2021 WINTER-にてヨミとカスカの二人で“Mela!”を歌唱しており、当時も会場は強い一体感に包まれていました。

それに加えて、ヨミとカスカ自身もジャンプしたり、腕を振ったりして楽しそうにしていた姿が印象的でしたが、今回もヨミは最高の笑顔を見せており、このステージを心から楽しんでいることが伝わってきました。

明るい曲調が特徴の”Mela!”と、ヨミの美しい歌声が見事に共存した結果、聴いているだけで幸福度がぐんぐん上がっていくのを感じる、最高に聴き心地が良い歌が誕生しました。

それに加えて、満面の笑みでノリノリで歌うヨミの姿によって、自然とこちらも笑顔になって一緒にリズムに乗ることができる楽しさと満足感に溢れた最高のステージでした

MC②

非常にカロリーの高い曲である”カワキヲアメク”、そして自身も最初から最後までノリノリだった”Mela!”の歌唱を終えたヨミに迎えられながら、再度カスカがステージに登場しました。

我々視聴者に知るすべはありませんでしたが、この時ヨミは相当汗だくだったようで、カスカがヨミのことを気遣い、水を飲むことを勧めるシーンもありました。

また、ヨミが水を飲んでいる間、カスカは自分が場を繋がなければならないと気付き、「あ、やべ」と漏らしており、一人で場を繋ぐことが苦手な相変わらずの一面が垣間見えました。

6曲目:レイメイ

MCの後、カバー曲パートの最後として、デュエットで歌われた曲は、”レイメイ”でした。

”レイメイ”は、本家のHiroの歌声が特に特徴的のため、どこまで原曲をリスペクトするかが難しい曲です。

そのような難易度の高い曲であっても、ヨミは本家に流され過ぎることなく、原曲を意識しながらも自分らしさを表現するという絶妙なラインで歌うことができるのが凄いところです。

そして、”レイメイ”の特徴と言えば、2番のサビ後のセリフパートです。

語りパートは本家でもさユりが担当していることから、さユりパートを歌うカスカが担当しました。
以前も、カスカは”Los!Los!Los!”のカバー動画にてセリフに挑戦したことがありましたが、”レイメイ”でのセリフパートの分量や難易度はその比ではなく、ライブを見ながら、「よくライブで歌おうと思ったな」と思ったのが正直のところでした。

ところが、この難易度にも屈することなく、カスカは見事にセリフパートをやり遂げました
このライブのために、カスカが非常にたくさんの練習を積み重ねてきたことが感じられ、ファンとしては非常に嬉しい気持ちになりました。

また、このセリフパートでは、ヨミとカスカがそれぞれ片足をステージのモニタースピーカーに乗せて歌うという目新しい演出を見せてくれました。

このヨミとカスカの対称的なポーズによって、カスカのセリフとヨミの歌声という対比的な表現や、「太陽と月」のようなヨミとカスカの対極的なイメージが強調されて曲の世界観に没入でき、非常に見ごたえのあるパフォーマンスでした。

MC③

”レイメイ”で、このライブ前半戦であるカバー曲パートが終了ということで、一旦MCを挟みました。

ヨミとカスカは、一度ライブが仕切り直しになったことを受けて、最初の4曲を再編成して準備するのが大変だったと言っていましたが、そのおかげもあってコメント欄は大変盛り上がりました。

また、MCの最後の曲振りの直前でカスカが次に歌う曲をド忘れしたような素振りを見せましたが、何とか思い出すという一幕もありました。

7曲目:RISE

オリジナル曲パート最初の一曲は、”RISE”でした。

(曲振りとしては”RISE”でしたが、インストからして、”RISE(2022 ver.)”だったようです)

今までほとんどすべてのライブで歌ってきただけあり、”RISE”VESPERBELLが歌う曲の中でもダントツの練度を誇ります

MVの”RISE”と比較して、ライブでは特に、サビでのハモりをしっかりと聴くことができます

ハモりはVESPERBELLの真骨頂とも言えますが、ライブでの”RISE”ではこの魅力が最大限に引き出され、ライブ後半戦を迎えるにあたり、今一度観客を盛り上げることに成功しました。

また、2番のサビが終わった後の間奏で、ヨミとカスカがさりげなく息を合わせて同じテンポでステップを踏んだのも、デュエット感があって非常に良い演出でした。

8曲目:VERSUS

オリジナル曲パートの2曲目は、VESPERBELLの2ndシングル曲”VERSUS”でした。

先ほどの”RISE”とは異なり、”VERSUS”ではヨミとカスカの背後のスクリーンでMVが映し出される演出が映えました。

VESPERBELLのオリジナル曲の中でも、”VERSUS”MVは特に物語性の強い演出となっているため、これが背後に映ることで、ヨミとカスカの歌声に加えて、”VERSUS”という曲が紡ぐ物語を楽しむことができます。

そして何より、壮大な曲調が生み出す雰囲気を損なうことなく、むしろさらにスケールを増幅させるヨミとカスカのハモりの完成度の高さは感動的です

Bメロ、サビ、Cメロそれぞれで、ヨミとカスカが相方の主旋律にやさしく寄り添うような美しいハモりを披露しました。

9曲目:EX MACHINA

続く曲は、1st EP「EX MACHINA」収録の、”EX MACHINA”でした。

”EX MACHINA”はファンから根強い人気を誇る曲ですが、実はライブで歌唱されたのは、1st ANNVERSARY LIVE: [EX MACHINA]2nd ANNIVERSARY LIVE -革命-VESPERBELL ONE-MAN LIVE「RAMPAGE」のみであり、今回含めてちょうど年に一度の頻度で披露されている曲です。

直前の曲までの激しさや壮大さとはギャップのある、落ち着いた入りである一方で、Bメロからサビにかけて徐々に力強さを増していく二人の歌声には思わず聴き入ってしまいます

ヨミは”EX MACHINA”でアレンジを加えることが多く、過去のライブでは『もう戻れなくても』の最後であえて音程を下げる歌い方をしていました。

そして今回は、Cメロの『忘れようとしても まだここに』の最後の音程を下げるアレンジを加えていました。

このような、アーティストの自由な表現を楽しむことができるのもライブの醍醐味ですよね。

MC➃

オリジナル曲を3曲連続で歌い切ったところで、MCを挟みました。

もはや恒例とすら言えますが、ヨミから我々への「いいよなぁお前らは好きな時に水が飲めて」という謎の圧があった後で、3つお知らせがありました。

ヨミ「いいよなぁお前らは好きな時に水が飲めて」(^^)(圧)

お知らせ①デビュー4周年記念グッズ再販

一つ目のお知らせは、『4周年記念グッズの再販』でした。

ライブ開演の時点ですでに販売が終了していた4周年グッズでしたが、終演後から3日間限定での再販となりました。

4周年グッズの特徴としては、やや治安悪めなデザインが挙げられます。
これまでのVESPERBELLのグッズは、黒地にVESPERBELLのロゴのみのような、シンプルなデザインが多い傾向にありました。
このようなシンプルさがVESPERBELLらしさとも言えるのですが、今回の記念グッズのイラストは、治安の悪さも感じさせるような、これまでになかったデザインとなっており、非常に新鮮です。

また、ポストカードとアクリルキーチェーンはVESPERBELLの公式グッズとしては初めてのランダムグッズでした。
ポストカードは、「Noise in Silence」で撮影された写真のデザインとなる予定のため、デザインすら分からないというお楽しみ要素満載のグッズでした。
アクリルキーチェーンは、これまでのカバー動画のイラストが採用されており、全9種類の中からランダムとなります。
『カバー動画イラストのグッズを販売したい』といのは、これまでも配信で何度か話題に上っており、今回ついにそれが実現した格好です。

BELLS(?)の謎モノマネを披露するカスカ「もう買ったけど、もう一つ買っちゃおうか~w」

お知らせ②ヨミ誕生日グッズ販売中

2つ目は、『ヨミの誕生日グッズ販売中』のお知らせでした。

こちらは既に発表されている情報だったため、改めての紹介という扱いでしたが、それぞれのグッズに触れながら紹介してくれました。

まず目を引くのは、『ケーキを着たヨミ』でしょう。
こちらは、El Pinoさんが描き下ろしたイラストです。
VESPERBELLからこの依頼を受けた時には、あまりにも突拍子もない依頼に、「イメージと違いすぎませんか?」と逆にVESPERBELLを心配していたようでしたが、ユニークかつシュールなイラストを作成してくださいました。

ライブ前のヨミの配信によると、新しく就任したばかりのVESPERBELLのマネージャーさんも、このグッズが無事に売れるのかを懸念していましたが、ヨミがグッズ化まで押し切ったようです。

もう一つの、王冠を被ったヨミが青いケーキを頬張っているイラストは、ヨミが敬愛する江川あきらさん描き下ろしです。

江川あきらさんは、これまで”VORACITY”や”Paradisus-Paradoxum”などのカバーイラストも手掛けており、キッとした目つきや、背景も含めた全体的な力強さや激しさ、そして厚塗りが特徴的です。

今回もその特徴をそのままに、イラストの世界観含めて強烈なイラストとなっています。

そしてステッカーは、ヨミ描き下ろしとのことです。
ヨミ描き下ろしのイラストは、昨年のヨミ誕生日記念グッズに続いて2年連続でのグッズ化となりました。
昨年の『ヨミが右手・左手で描いた自身のイラスト』と同様にユーモアに満ちており、今年もヨミのセンスが光るグッズとなりました。

参考:2023年 ヨミ誕生日記念グッズ

ヨミはステッカー用にもう一つイラストを描こうとしていましたが、納期が近く間に合わなかったため、やむなく青と黒の色違いのロゴのステッカーを採用したとのことです。
このロゴもハイセンスで、スマホケースに挟むなどして持ち歩きたいですね。

ちなみに、コンプリートセットを購入することで、キャンバスボードがヨミ直筆サイン入りとなるという、嬉しい特典付きです。

お知らせ③ライブ後にサブチャンネルにてアフタートーク実施

3つ目もすでに発表済みでしたが、『ライブ後にVESPERBELLサブチャンネルにてアフタートーク実施』のお知らせでした。

そしてこのアフタートークでは、スペシャルゲストが登場するということで、非常に期待が高まるお知らせでした。

アフタートークは新しく解説されたVESPERBELLのサブチャンネルにて開催されることから、カスカが「耳寄り情報」として、アフタートークでたくさんの人が視聴してくれたら収益化が通ることを教えてくれました。

「収益化が通ったら私達にお金が入るので、見てくださーい!」満面の笑みで言われたら見るしかないですね。

お金が大好きなカスカらしい発言でしたが、このあまりにもメタい発言にヨミは動揺を隠せずに直後のトークがぎこちなくなる一幕がありながらも、2人はMCを終えて次の楽曲に移るのでした。

10曲目:Revelation

オリ曲パート4曲目、ライブも終盤に差し掛かかった中で歌唱されたのは、1stアルバム「革命」に収録されている”Revelation”でした。

”Revelation”は、VESPERBELLの他のオリ曲とは明らかに曲調が異なり、歌詞も含めて摩訶不思議な世界観を作り出しています。

また、この曲はライブでのヨミとカスカの動きがある程度決まっているという、VESPERBELLのオリ曲の中でも珍しい特徴を持っています。

”Revelation”が初披露された2022年の2nd ANNIVERSARY LIVE -革命-で初披露された際には、Cメロでヨミとカスカが背中合わせで歌うという演出があり、今回も同じCメロで二人が背中合わせで歌う姿を見ることができました。

また、1番のサビが終わった後でステップを踏み始めるタイミングが同じであったり、サビの「ほら顔を上げて さあ」で腕を上げる動作が一致している姿からも、2人の息があっている様子がよく伝わってきました

また、振り付けだけでなく、ヨミとカスカの丁寧で綺麗な高音も聴き心地がよく、「VESPERBELLのライブ」という最高に盛り上がるイベントにおいて貴重な「チルい時間」を提供してくれました

11曲目:RAMPAGE

このライブ11曲目としてVESPERBELLが歌ったのは、昨年のVESPERBELL ONE-MAN LIVE「RAMPAGE」にて初披露され、言わば「2023年のVESPERBELLの象徴」だった”RAMPAGE”でした。

曲冒頭で、「ラストスパート盛り上がっていくよ!」というカスカの言葉や、「ここで盛り上がらなくていつ盛り上がるんだい!」といったヨミの言葉の通り、”RAMPAGE”はVESPERBELLのオリ曲の中でも屈指の盛り上げ曲です。

サビの「WOW WOW RAMPAGE!」で我々観客も一緒に声を出すことができるだけでなく、拳を振ったり、クラップでリズムに乗る場面が多いことから、最初から最後まで興奮が止まらず、まさに「ライブ仕様の曲」と言うことができます。

そんな”RAMPAGE”も、気付けばライブで初披露してから1年が経過していることが衝撃ではありますが、この1年間で生歌のクオリティが他のオリ曲とも遜色ないレベルまで引き上げられているのを感じました。

7曲目の”RISE”と同様、”RAMPAGE”MVよりライブの方がサビでのハモりが強調されており、2人の絶妙なハモりは非常に聴き応えがあります
1番サビ、2番サビそれぞれのヨミ、カスカがメインのパート振り、そして二人がメインのラスサビ。これはVESPERBELLのパート振りとしてはよくある構成ではあるのですが、ライブというハモりが際立つ場ではこの構成の良さがより一層際立ちます。

MC⑤

ここで、このライブ最後のMCとなりました。

”RISE” ⇒ ”VERSUS” ⇒ ”EX MACHINA” ⇒ ”Revelation” ⇒ ”RAMPAGE”と続いたオリ曲メドレーでしたが、実はリリースした順番のセットリストであったことが明かされました。

昔からVESPERBELLを応援している方も、最近応援しはじめた方も、VESPERBELLのオリ曲の中でそれぞれ思い入れのある曲が少なからずあるかと思います。
そのような各々が持つ気持ちを大切にすると同時に、これまでのVESPERBELLの軌跡にも思いを馳せながらライブを楽しむことができる、非常にエモいセットリストだったと言えます。

早いものでVESPERBELLは活動5年目を迎え、さらに準備期間を含めると活動6年目となるということで、ヨミとカスカは自分たちの付き合いの長さを改めて実感しているようでした
周りからもしばしば「本当に仲良しですね」や、「うるさいですね(?)」と声を掛けてもらえるようで、ファンとして、これからも二人が仲良く幸せに活動を継続してくれることを願うばかりです。

活動を通して本当にいろいろなことがあったとのことでしたが、今日まで活動を継続できていることについて、2人からは日頃から活動を支えてくれているプロデューサーやマネージャー、スタッフや、活動を通して関わってきたクリエイターの方々、そしてBELLSへの感謝の言葉がありました

今後の意気込みやBELLSへの一言

また、既に発表されている通り、VESPERBELLがワーナーミュージックジャパンからメジャーデビューをするこいうことで、ヨミとカスカが今後の意気込みやBELLSへの一言を伝えてくれました

[カスカ]

BELLS、いつもありがとう。
元気がない時でも、BELLSのコメントや、意味わからないツイートを見て元気を貰って、レコーディングを頑張ろうと思えている。
5年目はさらに気合いを入れて頑張るので、BELLSも頑張ってー!

こういった場で感謝を伝えるときに照れてしまうことの多いカスカですが、ファンへの感謝の気持ちと、これからの意気込みを可愛らしく伝えてくれました

また、『カスカの○○が好きツイート』ではなく、『意味わからないツイート』がまず出てくるのがカスカらしいですね。

[ヨミ]

多種多様なBELLSがいると常日頃から思っている。
ツイートに2,300いいねがついたり、毎回コメントをくれる人もいたりと、BELLSは当たり前ではないことを当たり前のようにしてくれている。
VESPERBELLもみんなにとって当たり前のようにいる存在になりたい。
メジャーアーティストとしては新人なので、5年目(1年目)として頑張っていきたい。

BELLSからの普段の応援やコメントやいいねへの感謝を口にしてくれました。

推しの発信に対して全力で応えるということは、ファンから推しにできる数少ないことの一つです。
この行為について、推しから直接感謝の言葉をもらえるのは、ファン冥利に尽きるというものです。
これからも、当たり前のように存在しているVESPERBELLを当たり前のように応援できる幸せを噛みしめながら、日々を過ごしていきたいですね。

また、メジャーアーティストとしては1年目ということで、ちゃっかり新人であり続けようとしているのもヨミらしいですね。

告知 メジャーデビュー曲”Noise in Silence”について

MCの最後に、カスカから告知がありました。

<Noise in Silenceデジタルリリース>
このライブの翌日である7/24(水)に、メジャーデビュー曲”Noise in Silence”がデジタルリリースとなります。
各種サブスクサービスで配信されているので、要チェックです。

Noise in Silence
Listen to content by VESPERBELL.

<Noise in Silence MVプレミア公開>
上記のデジタルリリースに合わせて、7/24(水) 0:00から、ワーナーミュージックジャパンYouTubeチャンネルにて、”Noise in Silence”のMVがプレミア公開されます。
デジタルリリースは既に発表されていましたが、MVが上がることまでは事前に発表されていなかったこともあり、このお知らせの時にコメント欄でも驚きの声が上がっていました。

12曲目:Noise in Silence

今回のライブのラストを飾ったのは、ライブのタイトルにもなっているVESPERBELLメジャーデビュー曲”Noise in Silence”でした。

「これからのVESPERBELLの覚悟と信念の曲」という曲振りと共に歌い出された新曲の正体は、細かく刻まれるリズムと流れるようなサウンドが特徴的な、これまでのVESPERBELLのオリ曲にはなかった曲でした。

ゆっくりとした入りから、Aメロでは一転してテンポが上がって細かいリズムを刻み、さらにサビでは滑らかな曲調に変化し、ラストでは最初の緩やかなリズムに戻り、曲全体を通して緩急の激しさが目立ちます。

また、最後はハミングで終わる曲はVESPERBELLとしては初めてでした。

このように、色々と目新しい点が多数あるものの、「僕ら必ずこの声で 切り拓いてゆく」や、「己を何より愛する者に 僕らの夢を奪う権利はない」といった歌詞に込められた、自らの夢に向かう力強いメッセージからは”RISE”や”VERSUS”など、これまでのVESPERBELLのオリ曲とも共通する点が感じられました

相変わらず難易度は高そうな曲ですが、初披露にもかかわらずVESPERBELLらしさを出してきれいに歌い切ってしまうヨミとカスカの歌唱力にはさすがの一言ですし、この日のために二人が相当長い時間の練習を積み重ねてきたことは想像に難くありません。

すでにかなり高いクオリティまで引き上げられている”Noise in Silence”を2人が今後も歌い込んでいき、ヨミとカスカなりに咀嚼して完全に自分のものとした曲として聴けるのが楽しみですね。

”Noise in Silence”歌唱後、いつも通りの「ありがとうございました。VESPERBELLでした」という挨拶で無事にライブは終演を迎えました。

アフタートーク

今回はライブだけで終わらず、アフタートークまで実施されるというファンとしては非常に嬉しい展開でした。

実はアフタートーク自体は初めてではなく、2023年のVESPERBELL 3D YouTube LIVEの終演後にも実施されたのですが、当時はFANBOX限定公開であり、さらに配信ではなく動画投稿のスタイルでした。
今回はYouTubeにて全体公開のうえ、配信だったことから、終演後のヨミとカスカの話をリアルタイムで聴くことができました

さらに、事前にヨミから告知があった通り、このアフタートークにはスペシャルゲストが登場するということで、誰が登場するのか注目が集まっていました。

ライブ振り返り

ライブ直後にも関わらず、いつも通りのハイテンションで始まったアフタートークの最初の話題は、『ライブの振り返り』でした。

「あっという間だった」と真っ先に言うカスカにヨミは強く同意しながら、「色々な人が来てくれたり、弾幕の流れが速かったりと、ライブの良さを改めて感じた」と続けており、2人ともライブを心から楽しんでいたようです。

また、ステージについても簡単な紹介がありました。

「RAMPAGE」のライブを踏襲しつつ、操縦席が付いた移動式のステージになっていることを面白おかしく紹介してくれました。

セットリスト振り返り

“Preserved Roses”~”Mela!”

一度ライブが中断となっていることから、冒頭の4曲すべてを一新して迎えたこのライブ。
新しく決めた4曲について、ヨミはすんなり決められたようですが、カスカはなかなか決められなかったようです。
カスカはヨミがカバーした難しい歌を歌うのが嫌で迷っており、その中でようやく決まった曲が”決戦スピリット”だったと話していました。
また、ヨミが歌った“Mela!”の音源には「La la la, la la la」の声が入っていなかったため、ライブではカスカが裏で「La la la」と歌っていたことも明かされました。

”レイメイ”

6曲目の”レイメイ”は、「みんなぶち上ったんじゃない?」とヨミが言う通り、相当かっこよくキマった曲でした。
カスカも、「語り部分結構つるっと行けた(うまくいった)」と言っていた通り、本人たちもかなり手ごたえがあるパフォーマンスができたようです。

”RISE”~”EX MACHINA”

オリ曲メドレーの最初の3曲については、カスカの「好きなオリ曲発表ドラゴンじゃん」という珍コメントが飛び出し、収拾がつかない雰囲気になりかけました。
配信外の姿に近い、2人のあまりにも自由過ぎる様子を見ることができたというだけでも、このアフタートークは十分に見る価値があったと言うことができるでしょう。

”Revelation、RAMPAGE”

これに関しては、ヨミの「温度差が凄かった」というコメントのみでした。
自由過ぎる二人に困惑の色すら見せるファンに対してカスカは、「私達のプライベートのようなものを覗き見させてあげてるのだから、むしろ贅沢。これで離れる人はそれまでのファンだった」と言い放ち、ブレない姿勢が印象的でした。

”Noise in Silence”

今回、新曲の”Noise in Silence”が生歌披露となった件について、「多分スタッフも(新曲の生歌お披露目が)好きだから、これからも生歌披露になるのでは」とヨミはコメントしていました。
それに対してカスカは、「これからも(生歌披露で)イケる。今までもやってきたから、もうやってもやらなくても一緒」という、妙に達観したコメントをしていました。

「(もうすでに何回も生歌披露してるから)やってもやらなくても一緒や」と、達観した様子のカスカ

“Noise in Silence”リリース再告知

振り返りが終わった後は、ライブのMCでも発表があった、”Noise in Silence”のリリースおよびMV公開について改めて告知がありました。
“Noise in Silence”のMVイラストは、過去に”カワキヲアメク”や”ハウトゥー世界征服”のカバーイラストを手掛けた、しょくむらさんが、そして動画は”Dear”や”メイビス”のMVを担当したCloAさんの作成であることが明かされました。

ここまでは真面目に告知ができていたのですが、直後に飛び出したカスカの脊髄トークにヨミは思わず崩れ落ちました。

カスカの脊髄トークに崩れ落ちるヨミ

メジャーデビューについて

メジャーデビューすることを知った時についてヨミから尋ねられたカスカは、「一年前だから忘れてきているけど、まじぃ?って感じだった」と回答していました。

そんなにも前からメジャーデビューが決まっていたというのも驚きですが、当時プロデューサー兼マネージャーだったNさんは、「メジャーデビューするよ。これから忙しくなるけど頑張っていこう」といった感じでさらっと伝えていたようで、VESPERBELL内では割と軽い感じでメジャーデビューの話は伝わっていたようです

“Noise in Silence”制作秘話

カスカからの、「1st シングル”Noise in Silence”の制作秘話ということで、収録時の思い出などありますか?」という、カンペ丸読みの振りを受けたヨミは、「たくさんの大人が動いてくれている。プロデューサーがいい人過ぎる。実は、誕生日にプレゼントくれた」という話をしてくれました。
新しいプロデューサーについては、カスカも「謙虚で天才の2人」と評していました。(現在のVESPERBELLのプロデュースは2名体制のようです)
例えば、カスカがレコーディングする時はかなり褒めてくれるとのことで、新しいプロデューサーさんはヨミとカスカの扱いをよく分かっていることが伺い知れました。
もしかしたら、Nさんからそのような引継ぎがあったのかもしれませんね。

カンペを一言一句違わず読み上げるカスカ

肝心の曲については、「聞いたら分かるだろ」と説明を完全に放棄しようとしつつも、「今までのVESPERBELLの信念も詰まりつつ、テンポ感が難しかったが、コツを掴めば歌いやすかった。皆さんもたくさん聴き込んでほしい」とヨミが話しました。

また、「もっと歌い込んで、どんどん良くしてRISEのように練度を上げていきたい」と、これからのライブで聴けるのも非常に楽しみにさせてくれるコメントを二人は残してくれました。

さらに、楽器隊も非常に豪華になったとのことで、これもメジャーデビューの恩恵と言えるでしょう。

ヨミ「RISEのように(Noise in Silenceも)練度を上げていきたい」

メジャーデビューしてやりたいこと

メジャーデビューをすることによって、これまでの個人での活動の限界を超えた活動ができるようになります。
「メジャーデビューしてやりたいことは?」というヨミからの問いかけに対して、カスカは「でっかいところで現地ライブしたい」と答えていました
なお、具体的な開催地は「北海道」とのことでしたが、どうやらカスカの目的は食べ物(丼)だったようです。

「丼を食べたい」と話すカスカ

続けて、「どのような曲をやりたい?」というヨミ問いに対しては、「色々な曲をやりたい」と答えながらも、ヨミもカスカももう作詞をやりたくないようでした。

一方でヨミは、『メジャーデビューして何をやりたいか』という問いについて、「ツアーだけでなく、海外のファンに会いに行きたい。グッズもたくさん出したい。タイアップもしたい」と、やりたいことがたくさんあることを明かしてくれました。

また、ライブをやりたい具体的な会場については、ヨミは「ロスかどこかの、全面画面の大きいところでやりたい」と話していました。

この会場は、おそらくラスベガスの「sphere(スフィア)」であると推測されます。
「sphere」は、2023年9月にオープンした、球形で全面LED張りの外面が特徴的な超巨大アリーナです。
その総工費は23億円とも言われており、世界的にも注目度の高いイベント会場として知られています。

この会場は内部も超巨大かつ高解像度のスクリーンがあることから、ヨミの言う通り、バーチャルで活動するVESPERBELLにはうってつけの会場です。
いつかこの会場でVESPERBELLがライブをする日が来るならば、必ず現地に行きたいものですね。

総工費23億ドル! ラスベガスの最新エンタメ施設「スフィア」に行ってみた
9月にオープンしたスフィアでは現在、ロックバンドU2のコンサートと「ザ・スフィア・エクスペリエンス」という2つのイベントが行われています。筆者は後者を体験してきました。

また、国内でライブをしたい会場について、カスカは「あまり詳しくないけど、大きいところ」とのことで、”とりあえず”さいたまスーパーアリーナに決定しました。

スペシャルゲスト登場

改めての告知があった後で、ついにスペシャルゲストの発表となりました。

カスカによって呼び出されたのは、なんとNさんでした。

Nさんは、VESPERBELLの元プロデューサー兼マネージャーで、VESPERBELLの準備期間から長いことVESPERBELLの活動に貢献されてきた方です。

そんなNさんは、あまりにもシゴデキであることから、BELLSから絶大な人気を誇っており、惜しまれながらVESPERBELLの運営の立場から退いていました

これまでずっと裏方に徹し、決して表舞台に姿を現さなかったNさんの突然の登場に、コメント欄、そしてXのタイムラインが一気に沸きました。

ヨミとカスカがさんざん溜めに溜めた後での登場ということで、「出づらいって・・・」という第一声で登場したNさんを、ヨミとカスカは満面の笑みと拍手で迎え入れました。

とうとう明かされたNさんの声は、実に落ち着いた男性の声であり、いわゆるイケボでした。

なお、Nさん曰く、『最初で最後』ということでヨミとカスカから圧をかけられた結果、登場を決意したようです。

Nさんの近況

アフタートークの日もNさんはご多忙だったようで、ライブのリハーサルの時もずっと会議室にこもっていたようです。

新たな職場でもNさんはしっかりとご活躍されているようですね。

Nさんから見たヨミとカスカについて

ヨミとカスカの第一印象については、ヨミは第一印象からそこまで変わらないようです。
一方で、カスカはとにかく人見知りだったため、面白い人とも思わなかったようで、「いつの間にかこんなのになってた」とのことでした。

Nさんも驚きの変貌を遂げたカスカ

BELLSからNさんへの質問

ここで、BELLSからNさんへの質問コーナーに移りました。

またとない機会ということで、ここぞとばかりにBELLSから『家の間取りは?』、『口座残高は?』といった、あまりにもプライベートで回答できない質問が連続しましたが、Nさんが頑張って答えられる質問を見つけて回答してくれました。

一番の思い出は?

一番の思い出は、RAMPAGEのライブのようです。思い出補正がありながらも、一番好きな曲も”RAMPAGE”とのことでした。
これは、現地ライブ「RAMPAGE」開催に向けたNさんの並々ならぬ熱い想いを知っているBELLSであれば納得の回答かと思います。
VESPERBELLが活動を始めて以降、コロナ禍の影響で声出し可の現地イベントの開催ができない期間が続いていました。その中でも、VESPERBELL初の現地ワンマンライブを声出しができる状況で開催することにNさんは拘り続けてきて、ようやく実現したのが「RAMPAGE」だったのです

5m事件』について一言!

まず、『5m事件』とは、2022年7月に実施された、ヨミとカスカの二人による歌枠で起きた事件です。
2人が揃った歌枠のため、歌枠のタイトルを『もはやライブやん』として、満を持して歌枠が開始されましたが、やけにヨミの声が大きく、逆にカスカの声が小さくなってしまいました
さらに、まるで電車でのイヤホンの音漏れの様な音質の音源や、ヨミとカスカの歌声の異常なまでの音割れによって完全に放送事故と化してしまいました
Nさんが設定をいじって何とか持ち直そうとしましたが、その努力もむなしく状況は改善されませんでした。
しまいにはヨミがマイクからヘッドホンのコードが届くギリギリの距離まで離れて歌うことになりこの時のマイクからヨミまでの距離が5mだったことから、『5m事件』としてBELLSの間で語り継がれてきました。

「悪いのは僕なので」とNさんは言っておりましたが、ヨミとカスカの反応からして、どうしようもない事態だったのかもしれません。
いずれにせよ、ヨミとカスカにとっては最も楽しかった歌枠だったようで、今となってはいい思い出とのことです。

ヨミとカスカに困らせられたことは?

Nさんの回答は、(意外にも)「あまり無い」とのことでした。
強いて言うならば、現場でヨミとカスカがふざけ出し、相手の会社の人が怒っていないかヒヤヒヤしたようですが、実際にNさんが怒られたことや、逆にヨミとカスカに怒ったこともなかったようです。

カスカがNさんから学んだこと

Nさんから学んで、人生の軸になったことがあるという一言とともに、カスカが一つのエピソードを話してくれました。
VESPERBELLの活動が始まった当初、カスカが何度か遅刻してしまっていた一方で、Nさんは必ず早めに現場入りしており、絶対に遅刻していなかったようです
この事についてカスカが触れた時のNさんの「時間を守るだけで周りから信用してもらえるなら、時間を守った方がいい」という言葉がカスカに刺さったようで、それ以降カスカは必ず予定時刻より早めに出発し、1時間程度前には現場付近に到着するようにしているとのことです。
時々、近くに到着してから迷ってしまうこともあるようですが、カスカの意識が変わるとても大事な価値観だったようです。

最後にファンボックス更新してください

FANBOXとは、VESPERBELLの初代ファンクラブツールです。
2021年9月から2023年9月までの約2年間稼働していましたが、YouTubeのサブチャンネルおよびメンバーシップ開設に伴い、既にファンクラブとしての役割を終えています。
FANBOXには、ヨミとカスカによる近況報告や質問回答コーナーなどもあるほか、オリジナル曲やカバー動画の裏話なども投稿されており、ファン必見の内容となっていました。
実はこの裏話は全てNさんが投稿しており、読み応えのある内容からBELLSからかなり評判のコーナーとして知られていました。
Nさんからの「まだ(過去の投稿は)残ってるからね」という回答の通り、残念ながら新たに投稿する予定はないようですが、過去の投稿を見返すことは可能のため、一度振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

VESPERBELL|pixivFANBOX
※大事なお知らせ 2023年9月より、ファンクラブはYouTubeメンバーシップへ移行しております。 下記よりご参加ください。 ーーー過去に投稿済みの下記コンテンツは引き続きFANBOX上でアクセス可能ですーーー バーチャルガールズデュオ「VESPERBEL...

RAMPAGEの長文感想はまだですか?

Nさんによる『ライブ「RAMPAGE」の長文感想』は、「RAMPAGE」の同時視聴振り返り配信にて一度話題となりましたが、結局世に出ることがないままとなっていました。
実は感想文を「一回書いたけど、表には出さなかった」とのことで、書いたは良いものの「タイミングを逃していた」とのことです。
Nさんはテキストデータの保存場所を忘れてしまったようですが、ライブの一曲ごとに感想を書いていたとのことで、膨大な分量の文章だったと推測されます
ファンとしてはいつか読んでみたいですが、Nさんの中で素敵な思い出の一部として留めておくのも良いのかもしれませんね。

メジャーデビューできてどう思ったか

メジャーデビューしなければできないことがたくさんあったため、無事にメジャーデビューができて良かったという思いが強いようです
4年間の活動を通して、インディーズとしての活動の幅の限界をNさんは感じたようで、アニメや映画の主題歌といった、アーティストとして大きな仕事をするためにもメジャーデビューは必須と考えるに至ったとのことでした。
この流れでヨミは、VESPERBELLをメジャーデビューまで導いてくれたNさんへのこれからの恩返しと作戦について語ってくれました
その内容とは、『VESPERBELLが事務所の稼ぎ頭になって、お金の力でNさんを引き戻す』というものでした。
また、Nさんに家を建てることもヨミとカスカは目論んでいるようです。
『VESPERBELLがもっと大きくなってNさんに恩返しする』という考えは本当に素敵ですね。

Nさんを引き戻す目論見を語るヨミ

NさんからBELLSへ一言

アフタートークも終盤に差し掛かったところで、NさんからBELLSへの一言として、BELLSに対して以下の言葉をかけてくれました。

「4年も活動していれば、今コメント欄にいる人たちも大体分かる。BELLSの応援のお陰でメジャーデビューまでたどり着けたが、ここから先に行けるかどうかもBELLSの応援に掛かっている。これからもVESPERBELLをよろしくお願いします。」

Nさんからそのような言葉をかけていただけるのは本当に光栄なことですし、これからのVESPERBELLのことも引き続き応援したくなりましたね。

その他

上記以外にも、Nさんは様々な質問に回答してくれたので、以下に簡単にまとめました。

  • 身長180cm
  • 筋トレはやっていない(カスカから「マッチョしいや」という謎のハラスメントを受けていました)
  • 読書感想文は得意でもなく、普通くらい
  • オフ会にはこっそり行ってみたい。大きなリアルライブの時に紛れ込んでいるかも

一通り質問に答えたところで、ヨミとカスカに「これからも頑張ってください」という優しい一言を残して、Nさんのゲスト出演は終了しました。

Nさんが登場してからのアットホームな雰囲気が、チームの雰囲気の良さを物語っており、非常に心温まる時間でした。

また、決して表に出てこなかったNさんからのお話を聴くことができたのは願ってもいない機会でしたし、NさんからBELLSに直接一言を頂けて最高に幸せでした。

締め

最後にヨミから、「5年目のVESPERBELLもさらにさらにさらに進化していきますので!みなさん絶対に振り落とされないようについてきてください!」という一言でアフタートークは無事に終了しました。

おわりに

VESPERBELL 4th ANNIVERSARY LIVE 「Noise in Silence」のライブレポートをまとめました。

これまで、VESPERBELLは周年ライブを毎年やってることから、まるであって当たり前のようにも感じますが、今回のようにこうしてヨミもカスカが感謝を伝えてくれたりと、ヨミとカスカとBELLSで思いを伝え合うことができる貴重な場として、非常に尊く、大切な機会であることを改めて感じました。

Nさんが言ってくれた通り、BELLSからの応援でVESPERBELLが少しでも先に進めるのであれば、これからは今まで以上の熱量でVESPERBELLを応援していきたいと思えたと同時に、メジャーデビューを果たしたVESPERBELLの今後の飛躍がさらに楽しみになるライブでした。

ozataro

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